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研修会案内

    
研修会名 正木孝昌先生特別講演
日時 延期決定!現在日程は未定です。
会場 熱海市 いきいきプラザ 地図
お問い合わせ

静岡県算数サークル合同研修会

 

内容

※※延期のお知らせ※※

 

一連の地震や計画停電の影響で講師の正木先生や参加される先生方の足にも影響があることも考えられるため、この会の延期が決定いたしました。

開催日は未定です。決定し次第新HP(http://shizusan.web.fc2.com/)にてご報告いたします。

 

正木孝昌先生が、静岡の先生方のために特別に講演をしてくださるそうです。

先日の静岡県算数サークル合同研修会の際に急きょ決定いたしました。

その際のお話では、授業のタイプについてのお話とのことでしたが、

価値のあるお話が聞けることは間違いありません!

 

会場が30名ほどと限られていますので、万が一定員を超える場合は事前に申し込みをされた方を優先いたします。申し込み、お問い合わせは申し込みフォームよりお願いいたします。

研修会名 静岡県算数サークル合同研修会(一時案内)
日時 2011年1月29日(土)10:00〜 無料  終了しました!
会場 静岡大学付属静岡小学校(予定)地図
お問い合わせ

静岡県算数サークル合同研修会

 

内容

※タイムスケジュールは未定。随時更新します。

 

講演

 正木孝昌先生(元國學院栃木短期大学教授・元筑波大学付属小学校教諭)

 山本良和先生(筑波大学付属小学校教諭)

模擬授業・協議会

お悩み相談・ワークショップ

 

お二人の著名な実践家の先生のご講演とともに、教員による模擬授業形式の実践発表および協議会、また、日々の授業の悩みについて参観者、講師の先生を交えてざっくばらんに交流したいと思います。

算数授業に日々ご尽力されている先生方はもちろん、算数が専門ではない初任の先生や、若手の先生方もぜひ参加いただきたいと思います。


無事終了!

 50名近い参加者に集まっていただきました。

内容を簡単に紹介します。筆者の記憶に頼った報告なので、不備があるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

午前中は長泉町立長泉小学校の杉村克浩先生による模擬授業と、学校図書出版の方による教科書の使い方についてのお話がありました。

 

模擬図業では「比」の授業で、兄弟の年齢の関係を整理していくというものでした。

兄12歳 弟9歳で、1年後、2年後・・・と進めて生きます。

12:9 =4:3

13:10

14:11

15:12=5:4

16:13

17:14

18:15=6:5

すると、簡単にできる比が「3」年ごとにあらわれ、それは「3」で割ってでき、それは兄弟の年齢差「3」に関わります。

下の弟は7歳で、次男三男の年齢を比で表したものも、長男と3何の年齢を比で表したものも同じようなきまりが見える・・・という内容でした。

 

 協議会では、「そもそも年齢を比で表すことに意味があるのか」「そのきまりが何かに使えるという場面がないと特殊なものになってしまう」「考えるべき課題が授業の中で変わってしまった」などの意見が出されました。

 

 模擬授業の中で正木先生が5年後の兄弟の比について「9:8」と発言されました。これは、簡単にした比「4:3」のそれぞれに5年を足したもので、ここから、比の関係が表すものと年は別の大きさなので足せないということに結びつきました。そのことを説明する際、山本先生が線分図のような図を用い、教師が期待する図を使って説明する子どもの姿を見せていただきました。

 

 午後は正木孝昌先生、山本良和先生、そして常葉大学教育学部の黒澤修二先生による対談が行われました。

 教師に必要な基礎基本について、それぞれの立場でお話いただきました。

 

 正木先生からは基礎と基本を分けて考え、基本は「どういう子どもを育てたいか」ということを教師がしっかりともつこと、基礎は様々な指導技術などであることが話されました。様々な基礎のなかで一番は「子どもを認めること」であるという話が印象的でした。

 

 黒澤先生は「目標の重点化と評価の明確化」が大切だというお話を繰り返し強調されていました。

 

 山本先生はクラス全体でなんとなくそうなったのではなく、学級の「全員」が一人ひとり関わって授業を作り上げていくことが大切で、そのためには教材研究がかかせないことが話されました。そして、教科書は教材研究のうえで非常に重要であり、強化の野中でどこは子どもが気づけるところで、どこは教師が教えなくてはいけないのかを読み取ること、教科書は完成形であるので、そこまでの過程を行うのがを授業であることが話されました。

 

 その後、まず「考える」ということについて話されました。「考えましょう」では何を したら良いかわからない。発問の際は小学生のわかる一般動詞(比べる、分ける、選ぶ、試す、かく・・・)にする必要があることや、それらをまずやってみた後に判断することが大切だということが交流されました。「〜を考えましょう」といったら考えるというわけではないということが印象的でした。

 

上記のこと以外にも、様々なことが話し合われ、非常に充実した会でした。

 

今回は初めて参加されるかたや、若い先生が多く、また、模擬授業や質問等も積極的にされ、静岡の先生方の熱気を感じました。次回もますます盛り上がる会になればと思います。                        (文責 大桑政記)